動物園の飼育係
2013-04-05
子どもの頃、飼っていた猫や鳥が死ぬと
一日中めそめそ泣いた。
中学生になっても、高校生になっても
近所の犬が死んでも、泣いた。
「そんなに悲しいなら、もう動物飼うのやめ、
って、いっつもオカンに言われてなぁ」
やめるどころか。
動物園の飼育係になってしまった。
「これまた困るで。つぎつぎ死ぬし。
いちいち泣いてたら身が持たん」
って言いながら、毎回泣いている。
でも、プロになってしばらくすると
涙の意味が変わったという。
「ただ悲しくて泣くんじゃなしに、
死なせてしもた自分が悔しくて泣く。
悔し泣きなら、次の仕事に活かせるから」
uzumakido | 2013.04.08 8:56
うーむ!
Yoshihisaさんのコメント、名エッセイだなぁ!
この構成のまま2000字くらいにまとめて
(いきものが苦手だった話を少し膨らませて)
文芸誌の巻頭に載せてほしい感じ。
ありがとうございました。
Comment
Yoshihisa Chiba | 2013.04.07 9:44
あのですねー、ミュージシャンの「いきものがかり」っているじゃないですか。ボク勝手に、「いきもの」→「生き霊や物の怪の類」、「かかり」→「とり憑く」と解釈してて、なんでこんな不気味な名前のバンドがあんな透明な曲をつくるんだろって?って思ってて、友達に言ったら「オマエ本気で言ってんの?」って怪訝な顔しながら意味を教えてくれて、小学校とかクラスの「動物の飼育係」のことらいいですね(^_^;)
ボクは子供のころ、ヒト以外の「いきもの」が苦手で、犬・猫・豚・牛・馬・鳥に触れなかったんですよ、今は猫だけはダイジョブになりましたけど(^^)
変なコメントで恐縮です。