学校では教えてくれない差別と排除の話
安田浩一さんのご本『学校では教えてくれない差別と排除の話』(皓星社)のカバーイラストを描かせてもらいました。これは「差別はよくないぞ!差別主義者は反省しろ!!」という本ではありません。安田さんは「差別しちゃう人は、どうしてそうなってしまうんだろう?」という疑問に丁寧に向き合う。その根っこには「自分もいじめに加担したことがある」という経験や、「ヘイトスピーチをする人にはまったく共感できないけど、彼らはなにかしらの悲しみを抱えている」という気づきがあって、そういう視点にとても惹かれます。差別にモヤモヤするとき、社会の仕組みがわからなくなったとき、何度も読み返したい。
カバー表4にはパンダが寝てます。「差別がなくなった社会で生きる。そのほうが楽しいし、気持ちいい」と夢を見ながら。ふふふ。安田さんは大のパンダ好き。
カバーをとると、こんな表紙。
で、裏表紙。ホンモノの安田さんは、もっと足が長くてかっこいい。